2019年オーストラリア海外研修レポート

selesta(輸入販売や海外事業)
2019年オーストラリア海外研修レポート
2019年4月18日~22日で初のオーストラリア研修に、いつも大変お世話になっている外食企業の社長様お2人にご一緒いただき行って参りました。今回の目的は、①次回に向けて、メルボルンの街を知り、飲食文化と繁盛店情報を収集すること。②これからお世話になるアデレードのワイナリー2社との商談と懇親です。

メルボルンの繁盛店を知る

メルボルンの繁盛店
メルボルン到着!早速繁盛店視察へ!先ずはメルボルンのカフェ文化を牽引する人気カフェ「ST Ali」へ。朝10時の時点で席はパンパン!と満席でした。オーストラリアは独自のカフェ文化が強く、今や世界のどこにでもあるスターバックスが撤退するほどです。(2014年に直営店の運営権を地元企業に売却。今もスターバックスの店舗はオーストラリア国内に数店舗営業しているが、直営ではない。)
メルボルンの街並み
オーストラリア文化の発信地メルボルンは、歴史的建造物とアートが融合したおしゃれで洗練された街。過去に何度も「世界で最も暮らしやすい都市」に選ばれていて、その魅力にひかれて移住する人もたくさんいるようです。そして、大阪市との姉妹都市でもあります。ランチ後、メルボルン中心街を流れるヤラ川沿いを散策していると、「Sake」の看板が。約50種類の日本酒が楽しめるお店で、飲み比べセットやグラス酒も充実していました。国酒・日本酒が世界でがんばっているのに感動です!
ブリューパブ The Crafty Squire
オーストラリアでのクラフトビール人気はますます高まっており、ビールを楽しめる場所もたくさんあります。こちらの「The Crafty Squire」も、しっかりとした醸造設備でビールを造っている脇で、出来立てのビールが楽しめるブリューパブのひとつです。
Stomping Ground
圧巻だったのが、こちらの「Stomping Ground」。元倉庫をリノベーションした店内は、天井も高く広々としていて、非常にかっこいいデザインでした。その上バリエーションに富んだメリハリのある自家醸造ビール、そのビールにピッタリのフードメニューも充実と、大変勉強になりました。毎週土曜・日曜日の正午に無料のビール醸造所ツアーも開催しているようなので、次回は是非参加してみたいと思います。

KILLIBINBIN(キリビンビン)

KILLIBINBIN(キリビンビン)
2日目は朝いちでアデレードへトリップ。第2の目的であるワイナリー訪問。まずは、最高のアイキャッチと、リーズナブルな価格で販売することになるKILLIBINBIN(キリビンビン)へ。創業1891年と歴史あるワイナリーで、5代目当主のガイさんにご案内いただきました。ワイナリーにはガイさんのこだわりが満載!発酵タンクも2層に分かれていて、収穫時期を最適にする工夫がされています。あくまで自然にワインを醸すことに重点をおいており、ポンプでワインを移動することによるリスクを避けるため、ワイン専用のエレベーターが設置されていました。世界中の色々なワイナリーに行きましたが、ここには初めて見る設備がたくさんありました。ランチは、奥様のリズさんの手料理をいただきながら、キリビンビンのラインナップとのマリアージュの勉強をしました。料理が得意ということもあって、この旅で1、2を争う美味しさと皆さん大絶賛でした。

CHALK HILL(チョークヒル)

CHALK HILL(チョークヒル)
2ワイナリー目は、はっきりとした骨格と洗練されたシャープな味わいとデザインが特長的なCHALK HILL(チョークヒル)へ。ご案内いただいたのは、ゼネラルマネージャーのステューさんです。
チョークヒルとはワイナリーがある土地の丘の名前で、ワイナリーのスタートは1969年から。チョークヒルも別ラインのアルファクルーシスも、39歳の女性醸造家が造っています。 味わいはスタイリッシュなデザインからイメージされるままの、シャープで骨格のハッキリしたもので、ワインビギナーからソムリエさんまで、皆さんにご納得いただけると確信しました。余談ですが、ビンヤードの脇に自然動物公園があり、夕方になると野生のカンガルーが来ると聞いて行って見ると、なんと運の良い事に3頭のカンガルーに遭遇!近づくと逃げてしまうので、遠くから見守りました。
今回が初のオーストラリア研修となったわけですが、現地に行ってみないと分らない街の空気感や繁盛店を体験し、日本の飲食業界でも活かせるヒントを肌で感じることができました。また、直輸入オーストラリアワイン2社についても、改めてその品質とコストパフォーマンスの良さを確認できました。これから順次皆様にご紹介予定となっておりますので、ぜひご期待ください!
 
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