2019年フランス海外研修レポート
selesta(輸入販売や海外事業)
2019年１０月７日～１２日でフランスへ海外研修にお客様と共に行ってまいりました。今回は、弊社が自社輸入している３つのワイナリーを訪問したので、そのご報告です。
まず１つ目は弊社とのお取引が始まったばかりの、ボルドーにある「CHATEAU AUBRADE（シャトー・ド・ロウブラード）」。緑の森とブドウ畑が広がるとても美しい田舎の風景が広がる土地に代々続く、家族経営のワイナリーです。
到着後は、当主クリストフさんのお母様の家庭料理で私たちをもてなしてくださいました。羊の煮込みやキッシュ、煮込んだそら豆や手作りジャム、畑でとれたトマトやブドウなどなど、手作りのお料理がテーブルに並び、ロウブラードのワインを１つ１つ試飲しながらの素晴らしいランチとなりました。
CHATEAU AUBRADE（シャトー・ド・ロウブラード）
到着後は、当主クリストフさんのお母様の家庭料理で私たちをもてなしてくださいました。羊の煮込みやキッシュ、煮込んだそら豆や手作りジャム、畑でとれたトマトやブドウなどなど、手作りのお料理がテーブルに並び、ロウブラードのワインを１つ１つ試飲しながらの素晴らしいランチとなりました。
CHATEAU AUBRADE（シャトー・ド・ロウブラード）ワイナリー
そしてワイナリー見学へ。ロウブラードの赤ワインには新樽、１年樽、２年樽を使ったキュヴェをアッサンブラージュ（ブレンド）して複雑性を持たせているそうなのですが、その樽ごとの違いを、直接、樽から試飲をさせていただきました。
また発酵途中のワインをセパージュ（品種）ごとにテイスティングし、アロマティックな香りや繊細性、ボリューム感の違いのこだわりを伺いました。
今月のキャンペーンページ（P4）でご紹介しておりますので、醸造家でもあるクリストフさんのワインへの情熱を、商品からぜひ感じていただけたらと思います。
Famille Fabre（ファミール・ファブル）
２つ目はラングドックで１４代続く家族経営のワイナリー、「Famille Fabre（ファミール・ファブル）」へ。最近のようにトレンドとなるずっと以前から、オーガニックにこだわった畑、ワイン造りをしています。
早速、ファブル氏がとても素敵な場所に私達を連れて行ってくれました。ちょっとしたトレッキングを味わいながら岩盤が入り組む砂利土を登っていくと、 ３６０度、この周辺の土地を見渡せる小高い丘の上に着きました。風が強く吹くその丘には、様々な野生のハーブが生い茂り、ピレネー山脈や地中海からの風が、この土地にどう影響するのかなどを説明してくれました。
ワイナリーに戻ると、地下カーヴへ。天候やブドウの出来、品種の違いでどう味が変化するか？という、滅多に味わうことのできない試飲をさせていただきました。翌朝はヴァンダンジュ（収穫）の様子を見学です。ここは手摘みによる収穫をしていて、一面、朝の光に照らされた畑の中で作業をしている人たちの様子はとても感動的で、わたしたちの心に残る風景となりました。
CHATEAU MONTUD（シャトーモントー）
３つ目はプロヴァンスにある「CHATEAU MONTUD（シャトーモントー）」です。南仏の美しい家屋に招いていただき、ワインの試飲とランチではじまりました。家族経営のワイナリーではありますが、３２０ヘクタールにも及ぶオーガニック移行中の広大なブドウ畑を所有しています。そして、醸造施設のなかでもとてもびっくりしたのが、５０年前からずっと使用している７，６００リットルの大きなステンレスタンク（ワイン１０万１３３本分）です。また、ロゼワインにとてもこだわりをもって造っているそうなのですが、低温発酵させるために、この大きなキューブの上から滝のように水を流し冷水器で循環させていました。
３つのワイナリーを巡り思ったこと。こだわりをもって環境に留意し畑を造り、その情熱を込めた１粒１粒のブドウからワインが造られていること、そして広大な土地の空気の中で頂いた郷土料理やワイン、私達をもてなしてくれる人柄の温かさは、現地に行ってこそ感じることができた素晴らしい体験となりました。こんなに素晴らしい自然の中で、慈しみに満ちた人たちが造ったワインを、私たちはお客様に提供している・・・。弊社に携わる多くの方々に、このような体験を是非してほしいと強く思いました。
最後に、研修に同行していただいた株式会社ノーリーズ大西社長、中原さん、ジャックポット藤原さん、柴田屋メンバーの皆様のおかげで、大変楽しく有意義な時間を過ごすことができました。